K&K 缶つまプレミアム 紅ズワイガニ ほぐし肉 酒蒸し 正直微妙です

商品説明

缶つまプレミアムから「紅ズワイガニ ほぐし肉 酒蒸し」800円(税込864円)のご紹介です。

商品には「兵庫県香住港で獲れた紅ズワイガニを風味豊かな酒蒸しに仕上げました。フレッシュパックだからこそ味わえる紅ズワイガニの旨味と酒蒸しの風味をお楽しみください。」とあります。

ちなみにですが、この紅ズワイガニはみなさんがご存知のズワイガニとは異なります。

みなさんがよく知るズワイガニは冬に鍋なんかで見るようなお腹や、殻の内側が白いやつ!高級な食材のイメージですよね。

対して紅ズワイガニはお腹も内側も真っ赤!紅ズワイガニは1年を通して漁獲量が安定していて比較的安価です。そのため缶詰や業務用のカニクリームコロッケなんかによく使用されます。

味の違いは、紅ズワイガニは比較的水っぽいと言われていますが、ぼく的には実際そこまで違わないといった感想です。紅ズワイガニも甘くて美味しいです。

食材のうんちくもここまでにしてレビューをしていきます。

商品外観

おお!カニってだけで高級感が違いますね。美味しそうです。酒蒸しなので一応アルコールの表記があります。

ちなみにカニの缶詰には写真のような紙が敷いてあるのを見たことがあるかと思います。この紙は酸性パーチといいます。

ではこの紙は何故しかれているかご存知でしょうか?

酸性パーチで包まれている目的はカニなどの甲殻類やホタテなどの貝類に含まれる硫黄分がブリキの錫や鉄分と化合して硫化錫や硫化鉄となり、肉に黒い色をつけてしまうのを防止するためでした。

現在では缶の内側に塗料が塗られているので、黒変の心配は減っているので、酸性パーチを使う理由としては高級感を出す目的や、カニやホタテの貝柱の身崩れ防止の意味合いが強いです。

またカニをはじめとした甲殻類や貝類の缶詰についてもう1つ知っておくといいことがあります。

それはストラバイト現象です。ストラバイト現象とは、甲殻類や貝類に含まれる成分と、缶の主成分である鉄や錫が化学変化を起こし、ガラスの破片の様な結晶を作る現象のことです。

このガラスの破片の様な結晶は身体には全く無毒(胃ですぐ溶けます)なのですが、消費者からクレームの対象になります。
「おい、ガラス入っとるぞ!コラ!」と・・・

ストラバイト現象も酸性パーチを使用することで多少起こりにくくすることができますが、完全にはなくすことができません。

なのでカニの缶詰でガラスみたいなものを見つけてもあわてないようにして下さい。

ちなみに甲殻類や貝類の他にサケなどの缶詰でも同じくストラバイト現象が発生することがあります。
話がそれましたが 酸性パーチ をひろげてみます。

カニの缶詰ですね・・・お皿に盛り付けましょう。こうすると美味しそうに見えますよね。では いざ、実食!

評価まとめ

これは・・・微妙ですね。

みなさんが食べたことがあるカニの缶詰とほとんど変わりません。

酒蒸しとあります・・・たしかにほのかに酒の香りがありますが、それが特別カニを美味しくしているということもないです。ほとんどカニの水煮と思ってください。

内容量に注目しましょう。この缶詰はカニの身が50gで864円(税込)に対して最もカニの缶詰ではメジャーであるマルハニチロさんの「べにずわいがにほぐし肉」はカニの身100gで928円(税込)です。64円の差で入っている身が2倍違います。

これでは、いまのとこ僕はこの商品を進んで買いたいとは思えません。評価です。

★★☆☆☆

合う酒
日本酒、焼酎

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