缶つま極 三重県産あわび水煮 これで10000円⁉

缶つまには「缶つま極」という最高峰のシリーズがあります。

このシリーズは国産の最高級食材を贅沢に詰め込んだ至極の缶つまです。

この「缶つま極」には以下の6種類があります。

  • 缶つま極 たらばがに一番脚肉水煮 金箔入 10000円(税抜)
  • 缶つま極 松阪牛大和煮 5000円(税抜)
  • 缶つま極 三重県産あわび水煮 10000円(税抜)
  • 缶つま極 気仙沼産ふかひれ 10000円(税抜)
  • 缶つま極 北海道利尻島むしうにエゾバフンウニ 7000円(税抜)
  • 缶つま極 北海道利尻島むしうにキタムラサキウニ 5000円(税抜)

どの缶詰もとても美味しそうですが、5000~10000円(税抜)もする最高級缶詰です。なかなか気軽に購入することはできませんね。

今回の記事ではシリーズ中の

缶つま極 三重県産あわび水煮 10000円(税抜)

のレビューをしていきます。

商品説明

缶つま極 三重県産あわび水煮 10000円(税抜)

商品説明には「三重県が誇る天然のアワビです。海女さんが昔ながらの素潜り漁法でひとつひとつ漁獲する海女漁業はアワビの旬と合わせて水温の高まりとともに最盛期を迎えます。旬のアワビを手作業で殻から外し、内臓を取り除き丁寧に洗います。アワビの旨みを引き出すよう煮込み、慎重にスライスをし贅沢に缶詰にしました。磯の風景が目に浮かぶような香りとふくよかなあまみをお楽しみ下さい。限定生産品です。とあります。

アワビとは?
軟体動物門腹足綱ミミガイ科に属する巻き貝のうち、とくに食用になる大型種の総称で、日本で一般的にアワビと呼ばれるものは、エゾアワビ、クロアワビ、マダカアワビ、メカイアワビの4種類です。三重県ではクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの3種が水揚げされます。

実はあわびは4種類あるんです。

それぞれのあわびの特徴です。

項目/種目 エゾアワビ クロアワビ メガイアワビ マダカアワビ
生息水深 潮間帯から水深50m程 約2~7m 約7~15m 15m以上
大きさ 10cm程度 15cm程度 20cm程度 30cmまで成長する。
産地 北海道や東北地方等の茨城県以北に分布。三陸沿岸に多く生息する。 茨城県から九州各地に分布。主産地は、長崎県、三重県、千葉県、静岡県等。 主産地はクロアワビと同じで長崎県(玄海、壱岐、五島)、三重県、千葉県、静岡県など。
産卵 寒冷地では8月下旬から10月下旬で、水温が20℃前後になる時期。 秋から初冬の10~12月で、水温が20℃前後になる時期。
別名 - クロガイ、オガイ メンガイ、ビワガイ、赤アワビ アオガイ
身の特徴 堅めでシコシコとした歯ごたえがある 柔らかく刺身には適していない。
調理方法 刺身、酒蒸し、煮貝、ソテー 酒蒸し、煮貝、ソテー 酒蒸し、煮貝
養殖の適否 病気になりにくく育てやすいので適している。 筋萎縮症にかかりやすく飼育が難しいので、不適当。 南方系の為、比較的高水温に強く、養殖し易い。 ほとんど養殖の例がなく不明。但し、種苗は生育難。
食性 基本的には藻食性で、ワカメやアラメ、カジメ類などの大型褐藻類やマクサなどの小型紅藻類を、歯舌と呼ばれるヤスリのような咀嚼器官でこそげ取って食べる。
市場評価 超高級貝 クロアワビに対し2~3ランクも評価が低い。 超高級貝
天然物の
販売価格
12,000円/kg以上 7,000円~8,000円/kg以上 18,000円/kg以上
外見とその特徴 クロアワビの北方種で、殻は薄く形は大変よく似ており、クロアワビよりも細長く貝殻の凹凸が激しい。南方に移植するとクロアワビと見分けがつかないように成長する。 殻はやや細く、身の部分とともに青黒く、足の裏は黒っぽい緑色である。またその周りにある突起が複雑なために這うのが速い。 クロアワビに比べると丸みをおびた形をし、殻の突起物(呼水孔)が低い。殻や身が赤褐色で、足の部分は黄土色、身は丸みがあり薄い アワビの中で一番大きくなり、足の部分が深緑色で呼水孔が高い。乱獲により今ではほとんど獲れない。
生育 最も食欲の旺盛な2~7月頃に肥満度は高く、産卵期を過ぎた9~10月頃は痩せている。 データが少ないが、4~9月頃に肥満度は高く、産卵が近づくと食欲が減るので、11~12月頃は痩せていると考えられる。
天然物の成長速度 7~8年程/10cm(寒冷地) 3~4年程/10cm データ不足。
漁獲量 日本のアワビ類中で、最も漁獲量が多い。 少なく、需要過多が続いている 減少傾向。 アワビ全体の漁獲量の1%未満。

引用:https://setohime.com/

今回ご紹介する缶つま極 三重県産あわび水煮は三重県産です。

三重県では鳥羽・志摩地方を中心にリアス式海岸が発達し、岩礁域が広がる好漁場となっています。

伝統的な漁業である海女漁業が行われています。

今回ご紹介する缶つま極 三重県産あわび水煮

10000円(税抜)もする超高級缶詰です。買うのは勇気がいりますが、楽しみですね。

さっそくレビューです。

商品外観+中身

あわび、こんぶ、食塩のみで仕上げられています。素材だけで勝負ですね。内容量は105gです。

では開けてみます。

メガイアワビです。色で分かりますね。最も安価なアワビです。身は柔らかく火を通す料理に向いています。逆に刺身には不向きです。

しっかり姿のまま、アワビ1枚入っています。

缶を開けた瞬間に礒の香りがします。

では食べてみます。いざ、実食!

評価まとめ

身は、やわり柔らかく、噛むと抵抗なく噛み切れます。

しおと昆布だけでこんな出汁がとれるのか・・・と思うほどうま味の濃い出汁です。

さすがアワビといったところでしょう。

しかし、特別美味しいかと言うと、そうではないです。

缶詰にすることで、アワビ本来の上質な香りは失われて、そこらのアヤボラの缶詰とさほど風味が変わらないです。

アワビは缶詰とは相性の悪い食材ということが、この缶詰めを食べてみてわかりました。

評価

普通に美味しいです。ただこれが10000円と思うと虚しさを感じます。

結論はアワビは缶詰に向かない、もったいないということです。

しかし、話のネタにはなりますね。一度食べてみるのは面白いのでありかもしれません・・・(笑)

 

合う酒

日本酒、白ワイン

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