湯布院の御三家と呼ばれている宿は、亀の井別荘、由布院 玉の湯、山荘 無量塔(むらた)の3つの宿です。
「東の軽井沢、西の湯布院」と呼ばれる湯布院で名実共にトップの宿、今回はその中に一角である由布院 玉の湯に行って来ましたのでご紹介します。
「お部屋」、「夕食」、「朝食」と3つに分けて記事を書きましたので、それぞれご参考ください。
この記事では「夕食」をご紹介します。
目次
由布院 玉の湯とは?
昭和28年、臨済宗の禅寺の保養所として発足したのが「玉の湯」です。昭和50年には全面改装をして現在の13棟の木造離れ家としての趣を整えています。
コンセプトは「湯けむりのたちこめる美しい自然にふさわしい田舎の宿」です。
料理は地元の新鮮な野菜、農家と契約飼育している「豊のしゃも」、九州から選りすぐった「和牛」、清流で飼育した川魚など豊かな食材で由布院の確かさをお届けしています。
夕食
玉の湯では基本的に食事処に移動していただきます。
小さな子供がいる家庭ではお部屋でいただけるとありがたいのですが、宿の方針ですので仕方ありません。
また、小学生未満の子供はお部屋の料金がかかりませんが、朝夕食は別途料金(6,800円)がかかります。
では、早速ですが料理の写真を載せていきます。
2021年11月の料理です。季節、日によって料理はかわります。
お品書きです。
飲み物のメニューです。
日本酒、ワイン、ビールと豊富に用意されています。
以下のメニューより1杯無料でいただけます。
大人はビール
子供はジンジャーエールを注文しました。
その後は和食中心ですので、日本酒をいただきました。
いただいた日本酒は
西の関 秘蔵酒 大吟醸 一合2,310円
西の関を代表する日本酒が、大吟醸「秘蔵酒」。これは大吟醸ですが甘ったるくなくフルーティーでした。オススメです。
また、錫のおちょこは口当たり最高でした。
先付です。
秋らしい盛り付けが見た目にも楽しませてくれます。
この時期ならではの自然薯はまるで山の自然薯はアクが強いため灰色に変色しますが、まるで餅のような粘りがすばらしく、味は最高でした。。
お造りが個人的には夕食の中で最も印象的でした。
高級魚アラ(クエ)です。真鯛に似ていますが脂ののりと旨味は比ではなかったです。
普段、お吸い物はスッポンのお吸い物なのですが、秋には松茸の土瓶蒸しが選べます。せっかくですので松茸の土瓶蒸しをいただきました。
松茸の香りも素晴らしいですが、何よりお吸い物自体の味が素晴らしかったです。
焼き物です。
ヤマメの塩焼きはくせがなく美味しかったです。
メインディッシュは5つの中からチョイスします。
1. 和牛の炭火焼き(ヒレorロース)
2. 豊のしゃも鍋
3. すっぽん鍋
4. クレソンと鴨の鍋
5. 姫島産車えびのしゃぶしゃぶ
今回は1. 和牛の炭火焼き(ヒレ)と5. 姫島産車えびのしゃぶしゃぶをチョイスしました。
和牛の炭火焼きは大分県産和牛ブランド「おおいた和牛」もしくは宮崎より届く希少な和牛「尾崎牛」から選ぶことができます。悩んだ末に大分和牛を選択しました。
正直、盛り付けが微妙ですが焼き加減、素材は最高です。最近食べた牛肉では1番美味しかったです。
塩もいいですがポン酢と大根おろしがオススメだそうです。
炒めたクレソンもびっくりするくらい美味しいです。
大分県姫島から届く車エビをクレソンとともに昆布だしのしゃぶしゃぶでいただきます。
ポン酢のほかにフランス・ゲランド産の塩+大分名産かぼすとの相性も抜群です。
甘くてプリプリで最高です。
ご飯です。普段はひとめぼれを使用しているそうですが、今回はミルキークイーンです。
白ご飯が純粋に美味しい。
デザートです。
カボスシャーベットもしくはゴマのアイスクリームから選択します。
子供メニュー
子供メニューがまた衝撃でした。
1人あたり朝夕食6,800円と高いのですがそれでも納得の内容でした。
結論から言いますが、メインが大人と同じ和牛の炭火焼き(カレー、ハンバーグも選択可能)なんです。びっくりしました。普通子供メニューは素材のランクが下がるのですが 玉の湯においてはとことんまで料理にぬかりはありませんでした。
松茸の土瓶蒸し
和牛の炭火焼き(ロース)
※実際は5切ありました。
すごかったです。
メインはカレー、ハンバーグ、ステーキから選択できますが、ステーキをオススメします。
まとめ
憧れの由布院 玉の湯に宿泊することができて幸せでした。
先付以外の盛り付けが素朴で華やかさに欠けますが、味は素晴らしく美味しかったです。素材への妥協が一切なく最後まで感動させられました。
●6,800円×2=13,600円(子供朝夕食×2)
●3,250円(夕食 酒) 合計 127,150円
所在地: 〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上 湯の坪