言わずと知れた大分県の有名店
Patisserie K-Ashikari(パティスリーケイアシカリ)についての記事です。
Patisserie(パティスリー)とは?
パティスリー 練り粉菓子のこと。ケーキやパイなど、主に小麦粉をつかった生地を用いる洋菓子。洋菓子を参照。 主に1の菓子を扱う洋菓子店。以下に詳述。 パティスリー は、フランスやベルギーにあるケーキや洋菓子を専門に扱うベーカリーの一種である。引用:Wikipedia
その名の通りPatisserie K-Ashikariはオーナーシェフである芦刈一之氏のケーキ屋です。
オーナーシェフの芦刈一之氏の経歴のすごいこと
1977年 大分生まれ
1998年 東京第一ホテル堺
2000年 The Ritz-Carlton Osaka
2003年 フランスに渡る。パリやアルザス地方にてフランス菓子やその文化を取り込み オリジナルのパティシエ論を確立
2004年 帰国後、堺第一ホテルのシェフパティシエに就任
2007年 Patisserie Le Ambreのシェフパティシエに就任
2011年 Patisserie K-Ashikari 本店 オープン引用:http://k-ashikari.com/
The Ritz-Carlton Osakaは大阪の五つ星ホテルです。すごいですよね。
さてそんなすごいオーナーシェフが作るケーキはとてもオシャレです。ぼくは2011年の開店からケーキを購入しているいわば常連です。
オススメはピスターシュです。Patisserie K-Ashikariのピスターシュは独創的です。気になる方は行ってみて下さい。
今回、この記事でお伝えしたいのは、ぼくのオススメのピスターシュではなく、1日5食限定 ショコラゲランド680円(税込)です。
限定という言葉は魔法ですね。購入意欲をそそられます。
まず、お店の外観です。
次にお店の中です。
このようにスタイリッシュなケーキが並んでいます。
Patisserie K-Ashikariはチョコレートが得意です。オリジナルのチョコレートや、焼き菓子も販売しています。
さて今回ご紹介のショコラゲランドの商品説明に「濃厚なチョコレートにフランス産岩塩を合わせました」とあります。
この「ゲランド」というのは、ぼくとしては「ゲランドの塩」を使用しているからかと思っていましたが・・・商品説明の岩塩?となりました。
というのも、ぼくの他の記事から引用しますが「ゲランドの塩」とは
主にフランスのノルマンディー地方等で採れる海塩です。見た目はグレーがかっています。伝統的製法で、添加物など一切使用されずに作られるので、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。料理の味付けに使うと、まろやかな味になり。素材の味を引き立てます。1kg 780円ほどします。普通の塩の2~3倍の値段です。引用:hyunalog.com
「海塩」なんですよ。
他にゲランドで調べると
ゲランド (Guérande、ブルトン語: Gwenrann)は、フランス、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏、ロワール=アトランティック県のコミューン。 ブルトン語の地名Gwenrannは、「白い土地」を意味する。引用:Wikipedia
ショコラゲランドという商品はPatisserie K-Ashikariのオリジナルです。
ショコラゲランド=ゲランド地方のチョコレートケーキとは考えにくいです。
おそらくですが、商品説明は「岩塩」ではなく「海塩」かと・・・
ショコラゲランド=ゲランドの塩を使用したチョコレートケーキだとしっくりきます。
長々と書きましたがショコラゲランドを見ていきましょう。
グラサージュ ショコラ(チョコレートケーキに溶かしたチョコレートを上掛けすること)されています。光沢が高級感とオシャレを演出していますね。
ショコラゲランドにはベネズエラ産エルレイ社のダークチョコレートが使用されています。
エルレイ社のチョコレートは、最高品質のベネズエラ産カカオ豆で作られた「シングル・ビーンズ」(
高級な食材を使用しているため680円という値段は仕方ないのかもしれませんね。
では断面をみてみましょう。
写真では分かりにくくてすみません。次のようなものが層になっています。
- チョコレートスポンジ
- チョコレートムース
- フィヤンテーヌ(クレープ生地をごく薄くのばして焼き、細かく砕いたもの。)
- タルト生地
手が込んだケーキです。
食べた瞬間の食感が「ザクっ」「トロっ」と様々な触感が楽しいです。
しかし、正直「ゲランドの塩」の良さがチョコレートに負けてしまい、うまくマッチしていない気がします。「ゲランドの塩」を感じないと思います。
またエルレイ者の「シングル・ビーンズ」を使用するなら、味付けはもう少しビターが好みです。甘くしすぎるとカカオ本来の味が隠れてしまいます。
正直、ぼくはリピートはないですね。
というか、実は以前「ショコラ・ゲランド」をOpenしたての2011年に1度食べたことがあります。あの頃はお客さんたちが朝から並んで購入していましたが、今では並ばずとも購入できます。お客さんたちもぼくと同じ感想なのでしょうか・・・リピート率は低そうです。
正直あまり費用対効果のよい商品ではないです。
しかしながら、1度食べておくのも話題作りにはいいかもしれません。
今回は酷評の記事ですが、Patisserie K-Ashikari自体はオシャレで美味しいケーキ屋です。値段設定は高めですが、その価値のあるケーキも多々ありますよ。
所在地: 〒870-0134 大分県大分市猪野21−38
電話: 097-560-4362