商品説明
K&K 缶つま 北海道産 つぶ貝燻製油漬け430円(税込)のご紹介です。
商品説明には「北海道で育ったつぶ貝を使用。桜のチップでじっくり燻製にし、噛むほどに旨味あふれる逸品。」とあります。
実は!つぶ貝にはいろいろな種類がいます。
例えば、回転寿司のつぶ貝は「ヨーロッパエゾバイ」というものがよく使われています。
この「缶つま 北海道産 つぶ貝燻製油漬け」に使用されているつぶ貝ですが、「アヤボラ」と呼ばれているものです。毛で覆われているため「毛つぶ」や、味に苦みがあるため「えごつぶ」などとも呼ばれています。
産地としては主に北海道や東北、北アメリカ西岸などの寒い地域です。
つぶ貝は基本的に唾液腺にテトラミンと言う毒素を持つので、除去せずに食べてしまうと食中毒になります。この「アヤボラ」も例外ではありません。
この「アヤボラ」ですが、苦みや匂いが強いため刺身には不向きですが、煮るなど味付け次第では美味しい珍味になります。味わいとしては、煮てもあまり硬くならず、適度な旨みが特徴です。
個人的には「アヤボラ」を使用した料理は大好きです。少し酸味や苦みがあるくらいがお酒の肴には適しているのではないかと思います。
ただ「アヤボラ」を使用した缶詰で、あまり「これは美味しい」と思うものがないです。
「缶つま 北海道産 つぶ貝燻製油漬け」は燻製にしているところが、ほかの「つぶ貝」缶詰と違いますね。
ではレビューしていきます。
商品外観
パッケージに「国産つぶ貝使用」と大々的にアピールしていますが、一般的な評価としては「アヤボラ」よりも「ヨーロッパエゾバイ」の方が高いですからね?宣伝マジックですね。国産がいいと思っている我々日本人用の・・・
「食材を知る」ということは、やはり大事です。このようなことに対して、真実がわかっていれば、商品を選ぶときに失敗しません。
とは言え「アヤボラ」が悪いわけではありません。要は「
国産というフレーズにまどわされてはいけない」ということが言いたかっただけです。
油は「大豆油」を使用しています。比較的安価です。
「大豆油」はオメガ6の脂肪酸でる「リノール酸」です。ヒトが体内で合成できない「必須脂肪酸」でもあり、ある程度は食材から摂取する必要があります。しかし、善玉コレステロールを低くしてしまうので、摂りすぎには注意するとともに、高品質なものを摂取することが大切です。
では開けてみます。
6粒入っていました。
燻製のいい匂いがします。やっぱり燻製っていいですよね。
では食べてみなす。いざ、実食!
評価まとめ
燻製の匂いがやっぱりいいですね。
「アヤボラ」の身は決して硬くはないですが、適度な食感が素晴らしいです。コリコリではなく、グニュっといった食感とでも言いましょうか?弾力のある感じです。
味は、少し酸味がありますが、それが燻製の匂いと相性抜群です。塩味が、わりとしっかりめにきいています。
この缶詰で発見がありました。「アヤボラ」は燻製との相性が抜群です。
つぶ貝の「缶詰」でなかなか美味しいと思うものがありませんでしたが、やっと出会えました。味だけで考えれば「缶つま 北海道産 つぶ貝燻製油漬け」はつぶ貝の缶詰では最も美味しいと思います。少なくともお酒の肴には最も適していると思います。
評価です。
他社のつぶ貝缶詰が200円台で購入できるのに対し、「缶つま 北海道産 つぶ貝燻製油漬け」は430円と高めの金額です。これが満点ではない理由です。
しかしながら、つぶ貝の缶詰の中では現時点で
「最も美味しい」と思います。個人的に燻製が好きということもありますが・・・一度食べてみる価値はある缶詰です。
★★★★☆
合う酒
焼酎、ウイスキー
正直、パッケージにあるように、「赤ワインに合う」理由が僕にはわかりません。