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商品説明
竹中缶詰 天の橋立 沖ぎす油漬け(税込490円)のご紹介です。2019年2月時点では「天の橋立」シリーズ最新作です。
竹中缶詰さんのコンセプトは「中身がみえないからこそ品質にこだわる」です。
間違いのない缶詰シリーズです。丹後(京都府北部)の海で捕獲された素材を試用して丹後の方が丁寧に作っています。
商品説明には「丹後半島沖合いでとれた新鮮な沖ぎすに、僅かに塩味を付け油づけにしました。大変あっさりした風味の魚ですので、魚の持ち味を生かして製造しました。」とあります。
沖ぎすとは?
主に水深200m程の海底に生息する深海魚で、体長は20cmほどになります。
青森から九州まで広範囲に生息しています。
みなさんが良く知る魚の「キス」である「シロギス」とは魚の系統から全く違います。「沖ぎす」は別名「ニギス」といいます。その形状がキスに似ていることからつけられた名前であるので、漢字で「似鱚」と書きます。
一般的にキスと呼ばれている「シロギス」がスズキの仲間なのに対して、深海魚である「沖ぎす」はサケの仲間です。
深海魚というだけで、人気のない「沖ぎす」ですが、実は旬である9月~11月頃までは、非常に脂がのって美味です。
味わいとしては
少々小骨があるが柔らかく、身も白身でまったくクセのない魚です。含まれる脂に独特の風味がある。焼き物や干物にするのが最もおいしいとされていますが、新鮮であれば刺身にしても美味しいです。以前食べたことがありますが、丁度「アジ」と「キス」の中間の味といった印象です。
竹中缶詰さんが「沖ぎす」を使用した缶詰を発売したということで、個人的にはとえも期待しています。
ではレビューです。
商品外観
竹中缶詰の天の橋立シリーズの油には「綿実油」が使用されています。他社は「大豆油」が多いです。これは「大豆油」は比較的安価であるためです。
「綿実油」さらさらとしてしつこくないのが特徴です。竹中缶詰の「こだわり」を感じます。
「綿実油」、「大豆油」は共にオメガ6の脂肪酸でる「リノール酸」です。ヒトが体内で合成できない「必須脂肪酸」でもあり、ある程度は食材から摂取する必要があります。しかし、善玉コレステロールを低くしてしまうので、摂りすぎには注意するとともに、高品質なものを摂取することが大切です。
竹中缶詰は国産の高品質な「綿実油」を使用していますので、安心して食べることが出来ます。
では開けてみます。
「天の橋立」シリーズの缶詰は処理も本当に丁寧にされています。見た目もきれいなので、女性にもオススメの缶詰です。
月桂樹の葉(ローリエ)がうまく臭みを消しているのも「天の橋立」特徴です。
では、食べてみます。いざ、実食!
評価まとめ
見た目以上に脂がのっています。脂の乗りとしては、ちょうど天橋立シリーズの「はたはた」と「わかさぎ」の中間といった感じです。
身の固さも天橋立シリーズの「わかさぎ」と「はたはた」の中間といった感じです。これは竹中缶詰さん狙ったのでしょうか?本当にバランスの良く商品の住みわけが出来ています。
味としては、適度な塩加減と脂ののった「沖ぎす」がベストマッチしています。
脂のノリ、食感、塩味とすべてにおいて本当にバランスの良い缶詰です。
天橋立シリーズでもかなり評価は高いです。
評価です。
値段といい、味といい高いパフォーマンスの缶詰です。
深海魚である「沖ぎす」がここまで美味しいことにビックリすると思います。深海魚だからといって毛嫌いせずに、これは是非たべてほしい缶詰です。めちゃめちゃオススメです。もちろん評価は最高得点です。
★★★★★
合う酒
日本酒、焼酎、白ワイン