竹葉 別府の隠れ家的 肉寿司の店 コールドハム知ってる?

Instagramでずっと気になっていたお店がありました。

その名も竹葉

別府のお店です。

これ見たら気になりますよね?↓

今回、ようやく行ってきました。

ぼくの得意分野の肉であり、なかなか面白いお店だったので紹介させていただきます。

竹葉

インターネットには竹葉の情報が乏しく、Googlemapで検索するとローソン上人店に到着するはずです。(2020年7月現在)

そこからさらに坂を下り、大分信用組合上人支店の道を挟んで前に竹葉はあります。

店内は写真NGのため載せていません。

堀口さんという方がオーナーをしており、アルバイトの方と2人で営業しているそうです。

とても気さくな方々でとても好感がもてました。

オーナーは元々寿司に携わっており、前日、もしくは当日の午前中予約で魚を使用した寿司もできるそうです。メニューを載せておきます。

さて、Instagramであんな魅力的な肉寿司の写真をupされていましたので、使用している牛肉が気になって仕方ありません。

ぼく
どこ産のどんな肉を使用しているんですか?
堀口さん
オーストラリア産のグラスフェッドビーフ(牧草のみ食べて育った)を使用しています。部位は決まってません。
ぼく心の声
オーストラリア産・・・生食できなくはないけど、大丈夫かな・・・聞いてみよう!
ぼく
これ生食しても大丈夫ですか?
堀口さん
実はコレ、完全に生ではないんですよ。
ぼく
???
堀口さん
Meフードシステムさんという会社で低温加熱等の殺菌されているもので、コールドハムといいます。

 

コールドハム さしみーと

Meフードとオリジナル製法のコールドハムが気になるため調べました。

Meフードシステム
​●会社名:株式会社 Me(エムイー)フードシステム
●代表取締役:衞藤 研司/KENJI ETO
●開発担当部長:枡田 治基/HARUKI MASUDA
●所在地/電話:本社〒871-0027 大分県中津市大字上宮永1032番地4豊前加工場〒828-0051 福岡県豊前市吉木1161-6
TEL:0979-64-8111 FAX:0979-64-8113●事業内容:食肉加工及び卸・販売
●設立:2018年7月5日
●許可番号:食肉製品製造業 30京保 第2240 146号
                                引用:https://www.mefoodsystem.com/company

なにやらMeフードシステムでは独自の技術を駆使したコールドハム「さしみーと」という手づくりハムを製造しているそうです。

「さしみーと」とは?
新鮮な牛や鶏のレバー、ハツなどを独自の加工技術で歯ごたえはそのままに、旨味を引き出した新感覚のコールドハムです。解凍すればまるで刺身のような食感と、素材のうまみを味わっていただけます。保存料は使用しておりません。
どうやって殺菌しているの?
牛レバー、鶏レバーは厚生労働省が定めた低温殺菌(中心温度63度30分間加熱)、その前段階で「塩漬(えんせき)※1」というハム製造の工程を踏んだ2段階の殺菌を施しています。
また、月1回以上の頻度で、外部検査機関に委託して、製品の規格基準を満たすことを確認しております。
さらに、試験紙を用いて原材料の細菌検査(一般細菌、大腸菌群)を実施し、材料として不適と判断した場合は全て廃棄処分しています。

※1塩漬:ハムやソーセージなどの肉加工品を製造する際には、風味や肉質、保存性の向上などの目的で原料肉を食塩や発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)、砂糖、香辛料などに漬け込む工程

現時点では

  • 牛レバー(アメリカ、オーストラリア産)
  • 鶏レバー(国産)
  • 鶏ハツ(国産)

の3種類が商品化されているようです。

今回紹介する竹葉ですが、これ以外にもMeフードシステムから仕商品を仕入れており、以下の商品を実際にお店で販売しています。

なんともオーナーはMeシステムと昔からの中だそうで他の商品も仕入れ可能だそうです。

実際に以下を試食させていただきました。

  • 牛レバー
  • 鶏レバー
  • 鶏ハツ
  • 鶏砂肝
  • 鶏ムネ肉
  • 豚肩ロース

それぞれの正直な感想です。

●牛レバー

アメリカ産及びオーストラリア産の牛レバーを使用しているようですが、これはかなりきついです。
国産、できれば単価を上げても和牛のレバーを使用するべきですね。クセが強すぎました。

●鶏

悪くないです。しかし、ドリップが多く、うま味が逃げています。新鮮な鶏の刺身を食べるほうがいいんじゃないでしょうか・・・コールドハムにするメリットは保存以外に感じません。

●豚

普通に美味しいです。塩分控えめな生ハムといった感じです。1番コールドハムする意味があると思います。

ここまであまりいいことを書いていませんが、面白い商品ではあります。

これらはすべて真空冷凍で販売されており、クール便にて発送も可能です。

全商品およそ50gであり、流水解凍4~5分で食べることができます。

※肉寿司もネタの発送可能

注文手順
1:お店に電話又は竹葉のInstagraよりDM(ダイレクトメッセージ)にて商品を指定
2:指定の銀行口座(ネットバンク)に振り込み
3:着金確認後に発送
※クール便870円(大分県の場合)

肉寿司

さて、今回の目的は肉寿司ということで、牛肉寿司ウニのせ10貫(1600円税抜き)とオススメ商品という豚肉寿司10貫(1200円税抜き)を購入しました。

ちょっと牛肉の切り方による筋目が気になりますが、オーナーも肉は勉強中ということすのでおおめに見てください。

牛肉の寿司からいただいてみます。

見た目はかなりそそりますね。しゃりは小さめです。基本的にはモモを使用しているようですね。ウチモモ、ソトモモ等はランダムです。

実際に食べてみるます。

なるほど・・・ウニがいりません。見た目は素敵ですが鮮度の悪いウニは料理の風味を損ないます。1200円の牛肉寿司ニンニクのほうがいいと思います。

牛肉ですが、これもコールドハム製法で作られているそうです。

試しにこの牛肉の表面を焼いてみると赤く発色する部分がありました。塩せきのために亜硝酸塩を使用している証拠です。保存料は使用していませんが発色剤は使用しているようです。

肝心の味ですが、普通に美味しいレベルです。オーナーも惣菜以上、寿司屋未満を目指していると言ってました。(笑)

次は豚肉の寿司です。肩ロースとバラが半分ずつ入っています。オリーブオイルがかかっているようです。

まず肩ロースから

これもコールドハム製法でつくられています。

おいいしいですね。表面をかるく焙っているため香ばしいです。ハムの塩加減もちょうどいいですね。歯ごたえはけっこうあります。

次はバラです。

こちらはさらに歯ごたえがあり、肉の旨味をかんじます。バラですがそこまで脂っぽさをかんじません。いいですね。

ミノのコールドハム

どうしても気になったので購入してみました。

外国産のミノです。しっかりミノ臭さがあります。お世辞にもいい匂いではない・・・

薄くスライスします。見た目はこのように鶏のムネの刺身のようになります。

独特のにおいがあるため、生姜醤油がいいと思います。

ホッキ貝のようなシコシコとした独特の食感があり、身が甘いです。後に残る風味はやはりミノ臭さがありますが、なかなかイケます。

とりあえず食べてもお腹をこわしていないので殺菌されているのでしょう。

しかし、精肉店経験があるので、外国産の牛の内臓を加熱せずに食べるのには抵抗がありました。

味自体は美味しいです。気になる方は試してみてください。ちなみにオーストラリア産ミノは小売価格で400~600円/100g程度なので、このミノのコールドハム1000円/50gはかなり割高に感じました。製造に手間がかかるのかもしれませんが・・・

まとめ

隠れ家的な竹葉にこれまた珍しいコールドハム・・・少し異世界に来た気分になりました。

実際、コールドハムは少し割高ですし、ぼく的にはあまりその恩恵を感じていませんが面白い商品ですね。今後に期待です。話のネタとして食べてみてはいかがでしょうか?特にミノは珍しいですね。

豚肉の寿司はオススメです。

 

竹葉

在地: 大分県別府市 上人南2組1

時間:7時~19時 不定休
電話:0977-78-2227 090-7292-7226(堀口)

 

おすすめの記事