2019年8月5日(月)に、『かんらく』はオープンしました。
店名にピンときたのはぼくだけではないはずです。
“乾酪”
そうです。チーズです。
この「かんらく」ではほぼすべての商品にチーズを使っており、すべて無添加とのことです。
さっそく外観です。
この日は金曜日・・・
11時開店なのですが、開店時には5~6組ほどの列ができていました。
店内は白を基調とした漆喰の壁のおしゃれな空間です。
ショーケースには看板商品の「半熟タルト」、「クリームチーズとベリーの大福」378円や「スコーン(4種類)」346円、「今月のサンド」500~円、かんらくプリンetcが並びます。
ボトル入りのクッキーや、写真はないですが、チーズを使用したパンが並んでいます。
この時点で外を見てみると列は10組ほどに増えていました。
この「かんらく」ですが、1人ずつの注文方式をとっています。ちょうど大分の有名パン屋「引き算」と同じ販売方法です。行列ができやすいシステムです。なぜなら・・・
回転が遅い!
大体1人のお客さんに2~3分の注文時間をとるので、後列には次から次へと並んでいき行列ができます。
これを見た人は、「あの行列何?」となり、行列が行列を呼ぶ状況が出来上がります。戦略としては完璧ですね。すぐに買えない心理がプレミア感を演出します。
販売戦略の分析はさておき、実際に「かんらく」の商品を購入してレビューしていきます。
まずは看板商品の「半熟チーズタルト」(1500円)です。包装がおしゃれですね。
午前中には完売してしまう大人気商品です。
大きさとしては直径12cmくらいです。
カットして断面を見てみます。濃厚なチーズクリームがたっぷりです。上にはレモンのジャムがのっています。
レモンの酸味と、濃厚で甘さを強めにしたクリームがマッチします。美味しいですね。しかし、正直な感想ですが、結構ありがちな味です。
見た目がオシャレなので、金額的にも、お土産にいいですね。
次はスコーン(4種類)です。
黒豆とチーズのスコーン(370円)
あんこと生クリームのスコーン(320円)
生ハムとクリームチーズのスコーン(380円)
ラムレーズンスコーン(320)円
はっきり言います!
かんらくのスコーン、ビッグマック並みに「食べにくい」(笑)
でも美味しいです。
スコーンはパサつくイメージですが、それぞれ、クリームチーズ、生クリーム、レーズンバターと油脂分の多いものがサンドされているため、パサつきはありません。スコーン自体もうまく作っています。
4種類全部美味しいですが、ぼくのおすすめは「黒豆とチーズのスコーン」甘めの黒豆と酸味のあるチーズの相性が好みでした。
かんらくプリン(320円)
かんらくで一番おすすめがこれです。
上には濃厚なクリームチーズ、底にはカラメルが入っています。
また、プリン自体もなめらかです。
酸味、濃厚な食感、そして、苦み
絶妙でした。
クリームチーズとベリーの大福(350円)
かんらくプリンの次にお勧めしたいのがこれです。
求肥にスポンジ、チーズクリーム、ベリーのジャムが入っています。
求肥には3種類の製法があります。「水練り」「茹で練り」「蒸し練り」
かんらくでは「水練り」の求肥が使用されており、最もやわらかくなめらかなのに対して日持ちはあまりしません。
この「水練り」の求肥と、クリーム、スポンジのすべてがなめらかなので、とても口当たりがよく、口の中でとろけていくような食感です。すごく美味しいです。
かんらくクッキー(800円)はボトルで販売しており、ボトルはブラックとホワイトから選んで購入できます。甘さを控えたクッキーです。ブラックペッパーとチーズのクッキーが面白いですね。
ガトーショコラ(380円)
チーズを使用したトリッキーなガトーショコラと思いましたが、普通の王道ガトーショコラでした。普通に美味しかったです。
いかがでしたか?
個人的には、もっとがっつりチーズ感がほしかったです。せっかくチーズスイーツ専門店なので、もっと尖ってほしかったです。
例えば、神戸の観音屋のチーズケーキのように・・・
お土産なんかにはいいですね。
ちなみ支払いは現金のみです。
所在地: 〒870-0823 大分県大分市東大道1丁目8−20 フローラハイライズ駅南