時代屋 三重町のおすすめ精肉店 大分 

大分県豊後大野市三重町に絶大な人気をほこる精肉店があります。

その名も「時代屋」!

豊後大野市では有名なお店ですが、それ以外にお住まいの方はあまりご存じないと思います。

このお店、もと精肉店勤務のぼくも自信をもってオススメできるお店です。

レビューを交えながら素晴らしさを伝えます。

お店の外観

まずはお店の外観です。

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以前は商店街にありましたが、移転して現在はこの店舗となっています。儲かっているんでしょうね(笑)

実際にお客さんが本当に多いです。正直ぼくが今まで行った精肉店で一番繁盛しているんではないだろうか・・・そのくらいいつもお客さんがいます。

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この入り口のドアの絵の方が時代屋の店主です。主に接客をされています。すごくフレンドリーで接客が上手です。それもあっての人気もあるでしょうね。

時代屋のスタッフは全体的に接客がいいですね。

では中に入ってみましょう。

商品

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陳列はこのような感じです。

時代屋では陳列の上の台に置いてある紙に書いてある紙に書いて注文するシステムです。初めての方は面食らうと思いますので、ご紹介しておきます。

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時代屋の主力商品はずばり揚げ物鶏皮ソーメンです。特筆すべきは牛肉には佐賀産和牛を使用しているところです。

それぞれを簡単に説明しておきますね。

揚げ物

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時代屋の主力商品の一つ「揚げ物」のメニューです。写真のようにたくさん種類がありますが、時代屋では特に以下の3商品がオススメということです。

  • ジャンボもも唐揚げ(骨付き鶏ももの一本揚げ)・・・350円 ※甘口・ピリ辛 380円
  • 豚足唐揚げ・・・塩味170円 甘口・ピリ辛・激辛180円 超激辛(デスソース使用)200円
  • ハンバーグ南蛮・・・350円

この3つは本当に美味しいです。というか時代屋の揚げ物は全部美味しいです。唐揚げは醤油唐揚げですが、絶妙な味付けです。

後に紹介しますがハンバーグ南蛮はグルメ雑誌に掲載されたこともあるくらい人気商品です。実際びっくりするくらい美味しいです。

鶏皮ソーメン

実は揚げ物以上に人気があるのがこの時代屋オリジナル商品鶏皮ソーメンです。

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炭火で焼いた鶏皮を時代屋特製のタレに絡めています。ご飯のお供やお酒のつまみに大人気だそうです。県外からはkg単位で注文があるようです。すごいですね。

写真の通りトレーパック(300円/100g)と真空パック(310円/100g)の2通りで販売しています。

冷蔵庫では4~5日持ちますので、早めに食べきるのであればトレーパックがお得です。真空パックは冷凍で2カ月ほど大丈夫だそうです。

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これが実際の鶏皮ソーメンです。写真は200gです。

佐賀県産和牛

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時代屋では大分和牛ではなく佐賀県産和牛を使用しています。ちゃんとJA佐賀経済連の認定があります。

ちなみに佐賀産和牛有名な佐賀牛とは違います。ややこしいですが・・・

簡単に説明します。

佐賀牛とは?
佐賀県農業協同組合(JA佐賀)の肥育農家で飼育される黒毛和種のうち、一定の基準を満たした場合に呼ばれる牛肉の銘柄です。

JA佐賀は、以下の条件を満たす牛肉を「佐賀牛」と定義しています。

  • 黒毛和種であること
  • JA佐賀内の肥育農家が肥育
  • 肉質等級が「」又は「」のBMS「No.7」(肉質等級4でも最上)以上であること

「佐賀牛」日本食肉格付協会の格付けを用いた呼称制限では、全国2番目という厳しさです。ちなみに全国1番目「仙台牛」です。

「佐賀牛」は日本だけではなくシンガポールで指定店が認定されたりと、日本が世界に誇るブランド牛です。

※BMS(牛脂肪交雑基準):ビーフ・マーブリング・スタンダードの略で、「脂肪交雑」を評価するための基準です。赤身の肉にどれだけサシ(霜降り)が入っているかを絵で示したものです。 牛肉のプロが一番気になるところで、12ランク中、No.12が最良です。

では、佐賀産和牛とは?
上記の基準を満たしていないの佐賀県産の和牛を「佐賀産和牛」と呼んでいます。

佐賀牛に比べて、評価は落ちるものの、佐賀牛に次いで評価されていますので美味しい牛肉であることは確かです。

さて、実際に時代屋では以下の5品の佐賀産和牛が陳列されています。

  • 和牛ロースステーキ(980円/100g)
  • 和牛ロース焼肉(980円/100g)
  • 和牛特上スライス(680円/100g)
  • 和牛上焼肉(550円/100g)
  • 和牛スライス(480円/100g)

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あれ?牛はこれだけ?・・・

と初めて行ったときに思ったのを覚えています。

ご安心下さい。

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上を見上げるとちゃんとメニューがありました。タンもマクミ・サガリもホルモン類も豊富に取り揃えています。

特にクミ・サガリの金額は良心的ですね。

実際に購入した商品

実際に購入した商品をご紹介します。

というよりぼくのオススメです。

ハンバーグ南蛮

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佐賀産和牛ではなく、このハンバーグには佐賀牛が使用されています。さらに鹿児島産の黒豚も使用した極上の挽肉を使用した極上のハンバーグを揚げて南蛮風にしています。

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多くは語りません。

これはめちゃめちゃ美味しいです。すごくジューシーで冷めても美味しい。またオーロラソースとよく合います。

さすがオススメ商品です。何度でもリピートします。

鶏皮ソーメン

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これこそが時代屋の代名詞

炭火で香ばしく焼いた鶏皮を細切りにして甘めのタレに絡めたものです。いたってシンプルなんですよね。

ただ食べるとわかるんですが、また食べたくなります。

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初めて食べたとき、一口目・・・「あれ?大したことないな。」と思いました。次の日に、食べると、何故か昨日より美味しく感じる。また次の日はさらに美味しく感じる・・・いつの間にかこの味の虜になってしまいます。不思議ですね・・・

元肉屋から言わせると、正直、鶏皮の加工品が100gあたり300円なんて高すぎるんですよ。鶏皮は相当安価なので、そんなことわかっているぼくでさえリピートしてしまう。魔性の味です。

そりゃ県外から注文来ますよ・・・

佐賀産和牛

時代屋で扱う佐賀産和牛の一部をご紹介します。

和牛上焼肉

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写真は和牛上焼肉(550円/100g)です。時代屋の焼肉用牛肉の主力商品です。肩バラを使用しています。

佐賀産和牛いいですね。焼きすぎずに食べるのがオススメです。

サガリ

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見てください。この素晴らしいサガリを!

780円/100gです。これはめちゃめちゃお買い得です。

でもですね。時代屋の佐賀産和牛は陳列されているもの以外はすべて冷凍です。

「冷凍か・・・」とテンションが下がった方のために豆知識をご紹介します。

そもそも冷凍すると味が落ちるというのが一般論ですよね?

ではなぜ味が落ちるのでしょう?

ドリップが出るからですよね。ドリップは肉の旨味でもあります。

ではなぜ冷凍するとドリップが出るのでしょう?

以下の説明がわかりやすかったので引用しています。

肉や魚、野菜などの食品は、平均で60%ほどの水分を含んでいます。これらの食品を生の状態で冷凍すると、食品細胞の一部の水分が凍り始め、「氷の核」ができます。氷の核は、まわりにあるより小さい氷や水分を抱えこみ、体積を増やして「氷の結晶」に変化していきます。すると、膨張した氷の結晶は、食品の細胞膜や細胞壁を押しつぶしたり、こわしたりしてしまいます。

解凍した食品を食べて、生のものを調理したときよりもやわらかいと感じたことはありませんか。冷凍した食品を解凍すると、細胞内の氷が溶けて水になり、傷ついた細胞から流れ出ていきます(この水分を「ドリップ」といいます)。水分を失い、組織がやわらかくなった食品は食感が失われて、フニャッとします。また、ドリップには食品本来のうま味や栄養も含まれているので、味わいもぐっと落ちます。

ただし、氷の結晶の大きさは、凍る温度とスピードも関わってきます。食品がもっとも速く凍る(氷の結晶が成長しにくい)温度は-40℃付近。一方、氷の結晶がもっとも大きく成長するのは-5~-1℃です。結晶が大きくなる-5~-1℃の温度帯を、専門用語で「最大氷結晶生成温度帯」といいます(表2のc)。

この温度帯にとどまる時間が長いほど、氷の結晶は大きくなるわけです。ダメージを抑えるには、-5 ~-1℃をいち早く抜けて、食品全体を凍らせる必要があります。市販の冷凍食品は、多くが-35℃以下で、すばやく冷凍(急速冷凍)させていますが(表2のa)、残念ながら家庭の冷凍庫の温度では、通過するのに時間がかかり、氷の結晶が大きくなります(表2のb)。

安全に美おいしく食べるための解凍方法はこの3つ!
1.加熱解凍(調理)
食材を凍ったままか、半解凍の状態で鍋などに入れて一気に火を通す。
2.冷蔵庫内での解凍
冷蔵庫は食品全体を低温に保ち、ダメージが少ない状態で解凍できる。
3.氷水解凍
氷水につけて解凍する。氷水は冷蔵庫と同じくらいの温度。水は空気より熱伝導率が高いので、さらに速く解凍できる。
引用:http://www.betterhome.jp

 

で、これを見てください。

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購入したサガリをトレーごと傾けましたが、ドリップ出てないでしょう?これ普通に冷蔵庫で解凍しました。

なぜドリップ出ないと思いますか?
精肉店の冷凍庫が高性能だからです。
氷の結晶が最も大きくなるのは-5 ~-1℃でしたよね。そして最もできにくいのが-40℃付近でしたね。お気づきですね。精肉店の冷凍庫は一気に-5 ~-1℃以下に冷やしていきます。そのため破壊される細胞は最小限なんです。
だから冷凍だからといって絶対に味が落ちるわけではないです。
※鶏肉や豚肉は牛肉と比較して細胞が小さいため細胞が壊れやすくドリップは出やすくなってしまいます。

タン

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和牛のタンは本当に貴重です。このタンも冷凍です。スライスが薄めなところが気になりますが・・・(個人的に厚めが好き)

事前注文で厚めにスライスも可能とのことです。しかし、仕入れのタイミングがありますのでかなり前からの予約が必要です。

味は間違いないです。和牛のタンは一味違いますよ。

ホルモン(小腸)

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処理はまあまあといったところでしょう。350円/100gとそこまでお買い得な金額でもないですね。

手作りポテトサラダ

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やたら店主さんがオススメしてくるであろうポテトサラダ(260円/200g、390円/300g)

写真は200gです。

普通に美味しいポテトサラダです。

特別どうこうないですが、よく売れています。ぼくもなんだかんだで毎回買っています。

まとめ

今回も途中で肉のうんちくを語ってしまい申し訳ありません。

しかし、オリジナルで完成度の高い商品や質やコストのバランスが良い佐賀産和牛など魅力的な商品が時代屋にはあります。

繁盛している理由がしっかりあります。

まだ行ったことのない人は一度行ってみることをオススメします。

 

肉の時代屋

所在地: 〒879-7141 大分県豊後大野市三重町秋葉1441−1
時間: 10:00~17:00 定休日 火曜・日曜日
電話: 0974-22-6688

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