缶つまには「缶つま極」という最高峰のシリーズがあります。
このシリーズは国産の最高級食材を贅沢に詰め込んだ至極の缶つまです。
この「缶つま極」には以下の6種類があります。
- 缶つま極 たらばがに一番脚肉水煮 金箔入 10000円(税抜)
- 缶つま極 松阪牛大和煮 5000円(税抜)
- 缶つま極 三重県産あわび水煮 10000円(税抜)
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缶つま極 気仙沼産ふかひれ 10000円(税抜)
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缶つま極 北海道利尻島むしうにエゾバフンウニ 7000円(税抜)
- 缶つま極 北海道利尻島むしうにキタムラサキウニ 5000円(税抜)
どの缶詰もとても美味しそうですが、5000~10000円(税抜)もする最高級缶詰です。なかなか気軽に購入することはできませんね。
今回の記事ではシリーズ中の
缶つま極 松阪牛大和煮5000円(税抜)
のレビューをしていきます。
目次
商品説明
缶つま極 松阪牛大和煮
商品説明には「厳正なルールをもとに管理され、肥育された『松阪牛』は肉の芸術品とも言われます。三重ブランド認定の松阪牛の中でも最高ランク『A-5』級のみを肉厚にカットして醤油と砂糖等で味付けした、至極の缶つまです。丹精込めて育てられた松阪牛の上品かつ濃厚な旨味をご堪能ください。限定生産品です。」
松阪牛とは?
「肉の芸術品」の異名を持ち、日本を代表する三重県のブランド牛である松阪牛はまつさかうし又はまつさかぎゅうと読みます。実はマツザカではありません。
松坂牛の定義は?
●松阪牛個体識別管理システムに登録されていること
●松阪牛生産区域(旧22市町村)での肥育期間が最長・最終であること
※生後12ヶ月齢までに松阪牛生産区域に導入され、導入後の移動は生産区域内に限る。
高級和牛の代名詞である松阪牛ですが、2002年からは素牛の産地や枝肉の格付に関係なくシステムに登録した牛はすべて松阪牛となるため格付けが低いものまで松阪牛との呼称が許され、全てが最高級とは限らなくなっているのが現状ですそのため独自の基準で以下のような表示がなされます。
- 「特産松阪牛」:但馬系の黒毛和種(兵庫県産)の雌牛を900日以上肥育したもの。
- 「金」:肉質等級が5
- 「銀」:肉質等級が4
すなわち、2002年以前の高級な松阪牛に該当するのは、「特産松阪牛」かつ「金」の枝肉のみとなっており松阪牛全体の4%程度とされています。
前提知識として脂肪には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があり、和牛肉では飽和脂肪酸に対する不飽和脂肪酸の比率が輸入牛やその他の品種に比べて大きくなっています。
松阪牛は一般的な和牛よりもさらに豊富にこの「不飽和脂肪酸」を含んでいます。
不飽和脂肪酸は融点(脂肪が溶け出す温度)が飽和脂肪酸より低く、従って和牛肉を口に含むと脂が溶けて口当たりが良くなり、
輸入牛肉などに比べて美味しく感じられるのです。
●和牛・・・25.9℃
●交雑種・・・29.9℃
●乳用牛・・・30.2℃※松阪牛のデータは三重県畜産研究所〈参考:検体数288頭の結果より)その他のデータは愛知県農業総合試験場・畜産
特に長期肥育された「特産松阪牛」は脂肪融点が特に低くなります。(中には13~14度くらいのものもあり、手のひらに
松阪牛は不飽和脂肪酸の比率が高いので、融点が低く、とても舌ざわりが良くとろけるような食感となります。
さらに不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする効果があるとされています。
また不飽和脂肪酸には抗酸化作用があるため、適度な摂取をすることで、血中コレステロールの適正化、またはガンや生活習慣病の予防効果が期待されています。
松阪牛は美味しくヘルシーな最高級の和牛と言えるでしょう。
大和煮とは?
たいへん味付けが濃く素材の味を消してしまうため、クセの強い肉や質の悪い肉であっても素材として使うことができる料理です。
一般的には、あまり家庭で作られることはなく、もっぱら缶詰食品として流通しているのが現状です。
「どのような素材でもそれなりに食べられる料理に仕上げる手法」としては、ポピュラーなものであるといえます。
なぜ、良素材の松坂牛を大和煮にしたのでしょうか?
そんな疑問が残る缶つま極 松阪牛大和煮レビューしていきます。
商品外観+中身
パッケージの写真は霜降っています。
中身を見てみましょう。(5分程湯銭をしています。)
霜降りの部位もあれば、そうではない部位も入っています。基本的にはウデやモモの部分を使用しているのだと思います。
では食べてみます。実食!
評価まとめ
松阪牛ということもあり、大和煮としては比較的薄めの味付けです。なるべく素材を生かそうという意図を感じます。
肝心の松阪牛ですが、ボソボソとした食感です。やはり牛肉はゼラチン質に乏しい部位を煮込むと食感が損なわれることを改めて感じました。
脂は不飽和脂肪酸を多く含む松阪牛ということもあり。比較的サラサラしていて、しつこさはそこまで感じませんでした。
とはいえこの味でこの金額は高すぎますね。
評価
まずくはないですが、ここまでの金額を出して食べるものではないというのが感想です。やはり缶つま極はネタですね。
合う酒